でい荘

独自性重視

今週のテレビを振り返る 4/30~5/6

まえがき

 印象に残った番組を書き留めておく。4月30日(日)から、5月6日(土)まで放送された番組を記録。

『ものまねグランプリ 今一番ウケるネタ 春の22連発SP』

5月2日(火) 日テレ 20:00~22:54

 今週の日曜月曜は大した番組が無くモノポリーで暇をつぶしていたが、火曜のものまねグランプリにはよく笑わされた。一番はやはりキンタロー。の右團次と都留の阿部寛が登場した大河のものまねであった。もはや誰が松潤をものまねしていたのか覚えていない。またジョニー志村のタモリの老け感を忠実に再現したものまねにも唸らされた。この番組では素人そっくりさんやショートものまねの審査(○×での判定。○の数で賞金が出たり出なかったりする)があるのだが、番組の性質上甘い審査が目立っていた。しかし今回はそのような声を拾ったのか×がちらほら上がっていた。特に大貫勇輔の審査が厳しめで良かった。

 

『爆問×伯山の刺さルール!』

5月3日(水) テレ朝 0:15~0:45

 太田松之丞から始まり何度も看板を変えてなぜか続いている番組である。以前までは主にある芸能人の高額な買い物の紹介VTRと大喜利で構成された番組だったが、今回はレギュラー陣が「これ知らないの人生損してる!」というテーマでプレゼンをするという企画であった。(これは絵のうまい芸人がスライドを作りプレゼンしていた時代に戻ったとも言える。)その中でも太田による『どですかでん』の口演は群を抜いていた。生活者の描写にかけては日本一だと思う。しかし、なぜそれこそ話芸のプロ中のプロである伯山がプレゼンしなかったのだろうか。これまでの刺さルールでの役割からしても制作陣が伯山の美点を理解しているとは到底思えない。

 

『診察中!こどもネタクリニック』

5月5日(金) Eテレ 17:30~18:00

 わらたまの姉妹番組にチャンピオンが登場。二組とも治療後、ネタにあった暗さはかき消され、明るく前向きに変貌するもしっかりと面白くなっていた。お笑いの根本を知っているのは子供たちなのであった。

 

爆笑そっくりものまね紅白歌合戦スペシャル』

5月6日(土) フジ 21:00~23:10

 もはや合戦の要素が消え去った特番。今回もクリカンのものまねは微妙であった。レッツゴーよしまさの志村けんのリアルさはお馴染みだが、メルヘン須長研ナオコのリアルさに意表を突かれた。松村邦洋&山本高広の『罠の戦争』本田博太郎ものまねはドラマの知名度からして貴重で、この機会を逃してしまったら後悔は……しないだろう。一つ文句を言うとすれば、松本等しいも登場してほしかったということだ。

 

以上。