でい荘

独自性重視

今週のテレビを振り返る 4/22~4/29

まえがき

 本日から個人的な備忘録として印象に残った番組を書き留めておく。4月22日(土)から昨日、4月29日(土)まで放送された番組を記録。

 

ETV特集 ひとりだけど、ひとりじゃない』

4月22日(土) Eテレ 23:00~24:00

 良質なドキュメンタリーを量産することで名高いETV特集。今回は鹿児島の「ゆくさの会」を中心に来たる「身寄りなし社会」のシルエットを示した。会のリーダーの意志の強さに打たれる。ホームレスから貰った廃棄されたパン。感謝の気持ちを繋いでいく、繋いでほしいという思いに納得。弱い自分の姿をさらけ出す勇気にも気づかされた。

 

『千鳥のクセスゴ!初回3時間SP』

4月23日(日) フジ 19:00~21:54

 どこがどう変わったのかよく分からない「クセスゴ」のスペシャル。熱心な視聴者でないので途切れ途切れで見た。逃走中のシンボルであるハンターの頬のこけ方を見事に再現したCOWCOWにくすぐられ、ウエストランドのクセスゴへの的確な批判(収録したものをいつ放送するのか)に笑う。しかしなぜコラボばかりやりたがるのか。エンタ並みにテロップを入れたがるのか。新たに「パワーアップ」したと豪語するが改善の気配は皆無であった。

 

『ひらけ!パンドラの箱 アンタッチャブるTV』

4月25日(火) フジ 21:00~21:54

 脱力タイムズ以来、フジテレビのもの(これはカンテレ制作だが)という感があるアンタッチャブル冠番組。メインの謎レビューツアーではピラミッド元氣温泉へアンタッチャブルがロケ。独自の世界観を感じさせる支配人とのやり取りが巧い。とはいえこの企画が素晴らしいのはこういった支配人の思考全開の半ば怪しい施設の真実に迫り、忘れられた魅力を取り戻していることにある。あのNHKアーカイブの番組とは違って人へのリスペクトにあふれた番組であった。

 

徹子の部屋

4月27日(木) テレ朝 13:00~13:30

 この日は裏千家宗匠、千玄室が登場。100歳と89歳の超高齢、しかしバイタリティーあふれる対談であった。100歳という数字を感じさせないほどの声量と身体にびっくり。時間時間きっちりと物事を行うことが健康の秘訣と語る大宗匠。海軍体操も日々のルーティンであった。特攻隊体験を語る姿は生き残った人たちが戦死した友への思いを背負って生きてきたのだと感じさせた。

 

『全力!脱力タイムズ』

4月28日(金) フジ 23:00~23:40

 今回の芸人コメンテーターはウエストランド井口。あるなしではなくABでの議論。井口お得意の強引な弁舌が「わびさび」を生み出した。しかしコンプラ委員会は少々蛇足の感あり。

 

さんまのお笑い向上委員会

4月29日(土) フジ 23:10~23:40

 魔の3週目には安村、村上、ななまがりが登場。安村の空気感、ななまがりのシンプルに面白いネタに大満足。しかし叶メカ率いるチープモノマネの群に打ちのめされてしまった。やはりこの番組は無くしてはならない貴重なものである。

 

以上、フジテレビの番組ばかりの一週間であった。